
- 【Money】副業の非ススメ – その2:副業の具体的な手段 株・FX・不動産・ブログ・プログラミング・iDeCo・NISA
- 副業ブームの仕掛け人、その思惑に踊らされていいのか
- 【株】投資という言葉の定義
- 【FX】投資を勉強している、という勘違い
- 【不動産投資】100%確実に儲かるなら、誰かを勧誘する業態にはならない。他人に教えたりせず自社で投資するのが業態になっているはず。
- 【ブログ】お金を目的に始めるのなら、戦略的な研究が必要
- 【プログラミング】単純作業が苦痛でなく、学習意欲さえあれば
- 【動画編集】これだけは私、経験ないので推測的なお話しです
- 【iDeco と NISA】副業ではありません。財テクとして勉強して下さい。
- 【結論】投資系は副業に向かない、ブログ系は効率が悪い
【Money】副業の非ススメ – その2:副業の具体的な手段 株・FX・不動産・ブログ・プログラミング・iDeCo・NISA
皆さん、いかがお過ごしですか? 輪太郎です。
さて、副業についての記事・その2です。
その1を読んでいない方はコチラをどうぞ。
どうせなら私も、世の空気を読んで「失敗しない副業ベスト3」とか記事にすれば、少しはアクセスして頂けるのかも知れませんネ。
しかーし!
私は負けない。 (誰にや)
世論が与党だとしたなら、私は弱小野党になろうじゃああーりませんか。
物事は常に、選択肢がないと駄目です。
今回私が嫌われ役になり、「副業しない」選択肢をご提供します。
ここは冷静に、本当に副業が必要か、あらためて考えてみて下さい。
もちろん、これは一つの意見でしかなく、正解だとは思っておりません。
それでも、私なら副業はしません。
今回は具体的な副業(というか副収入)の手段を幾つか挙げ、私なりの考察をしてみます。私は専門家ではありませんが、そもそも副業と言うくらいですから、専門家なんて居たらオカシイ(笑)。
副業ブームの仕掛け人、その思惑に踊らされていいのか
別に国を批判したいわけではないのですが、そもそも国策として「副業・兼業」を推進しているわけですね。何でそんな事になっているんでしょう。
私の印象では、
「年金政策はもう破綻してしまいました。もうあなたたちの老後を面倒みる余力はありません。つきましては、自分たちで勝手に老後資金作ってね。副業禁止している企業には、こっちから圧力かけとくから。」
と言っているように感じます。
これは副業についてだけでなく、iDeCoやNISAの規制緩和についても、強く感じます。
iDeCoやNISA制度自体は非常に優秀で、副業とかではなく蓄財の方法として私もやっていますし、オススメしますが、この制度により、格差が広がる気もしています。
勿論、副業推進の名目は経済的なものだけでない、という言い分は分かります。
異業種交流や人脈の広がりなど、話を聞くともっともらしく聞こえますが、別に副業でなくても可能なものばかりだと思います。交流なら、企業間での交換留学制度みたいなものでもいいのではないでしょうか。
また、働き方改革の一環なので、フルタイムでなく時短のパートタイムなどに有効な施策だ、という声もありますが、例えばそもそも働くママさんなどは、時短しなければいけない理由があるから時短しているんであって、時間を増やして2職種にするならフルタイム(あるいは正社員)の時短職場の方が有利な事が多いですよね。
もし出勤が必要な副業なら、通勤時間だってダブルになってしまうわけで、2か所の職場を持つことは効率が良いとは言えません。
また、副業を勧めることによって利益を得る、勧誘営業マンたちがいます。SNSをやっていると、正直シンドいほど勧誘を受けます。それらの人々も、仕掛け人の役割を担っているのだと思います。
副業を強いられる状況というのは、国策か、自分自身か、どちらかが原因です。
もしご自身に問題がないのであれば、本来は会社の給料に対して不満を持つより、国に対して憤るべきなのかも知れません。
そうして、政策失敗のツケをまんまと払わされることに疑問を持たず、会社に不満をぶつけ、副業という無駄な労力を強いられるハメになっているのでは、あまりにも悲しすぎます。
また、それに乗っかって利益を得ようとする副業推進で儲ける業者の勧誘に踊らされるのも、です。
まァ、本記事は国策の無能を責める記事ではありませんので、とりあえず、いくつか流行の副業を挙げてみて、考えてみます。
手始めに、投資。
まず「投資」とは何か、ここで定義しておきたいと思います。
【株】投資という言葉の定義
そもそも、投資というものの定義を考えてみたいと思います。
広辞苑には、
・利益を得る目的で、事業に資金を投下すること。出資。
とあります。これ、意外ではないですか。
リスクについては触れて無いんですね。
もし「事業に」というのが重要なキーワードだとしたら、社債や直接貸付などいろいろな手段があると思いますが、ほとんどの場合、
投資 = 株
という事になるのではないでしょうか。
株の神様、ウォーレン・バフェット氏が株の奥義について、
「買ったら、売らないこと」
と答えています。事実、彼の手法は、一度手にした株は多くの場合長期保有で、確実に配当を受けるというものです。そして企業価値が十分に上がったところで売却する、というものです。
実は、広辞苑の「投資」の項で2番目に書かれている意味で、
・比喩的に、将来を見込んで金銭を投入すること。
というのがあります。バフェット氏の投資は、(比喩的でなく実際にですが)この2番目の意味もキチンと内包しています。
勘違いされる人が多いのですが、株はいくら暴落したからといって、その企業が消滅さえしなければそれは損失ではなく、含み損です。つまり、売却するまでは損ではなく、塩漬け状態となるだけです。
そしてそれ以上損が増えないように処分することを損切といいます。損切をしない限りは、実際の損ではないのです。
ちなみに、損切は投資家に与えられる唯一の武器です。走り出したらもう手も足も出ないような競馬や競輪と違い、損を自分で確定できるメリット、言い換えれば逃げる権利があります。これがあるだけで、若干のギャンブル性が薄れるのですが、多くの人は適切な損切が出来ず、負けてしまうのです。それで、塩漬け状態になってしまいます。
安易に短期的に利益を出す目的で投資をしてしまうと、損切技術の不足で(もっと言えば欲という魔物のせいで)、わずかで貴重な当座の資金を塩漬けにしてしまい、次の手が打てず、ニッチもサッチもいかなくなるのです。
そもそも、バフェット氏は戦略的に損切しないのであって、これは塩漬けではありません。彼のような神に近い達人でなければ、損切は絶対に避けられません。
損切が遅れて塩漬けになった場合、マイナスがプラスに転じるまでにどれだけの期間がかかるか、誰にも分からないのです。
バフェット氏は短期的な利益を追求するのではなくて、将来性のある企業をかなりの精度で見つけ出し、育てることをしているのです。
育つ見込みのある種にたっぷり水をあげ、育ったら収穫するのです。これは、企業と投資家双方が幸せになる、いわばwinwinの関係です。
これが、株式投資です。
つまり、決算書も読めない素人さんが「将来性のある企業を見つけ出す」のも困難ですし、少ない手元資金を長期的に「塩漬け」させる余裕もないはずです。それでは一生利益を出せないかも知れませんので、副業になりません。
「売らない」のが奥義であるのに、「損切は必要」。そのような矛盾の中で、テクニカル派やファンダメンタルズ派と呼ばれるオタクの皆さんが戦っています。投資の世界は非常に奥が深く、一見関係なさそうな学問である心理学も深く関わっています。市場を動かすのは、欲と恐怖が渦巻く人間の心理だからです。
とにかく、専門家でないのなら、投資は余剰資金以外ではやるべきではないのです。
それでもやりたいのなら、やってみてもいいでしょう。
ビギナーズラックはあるかも知れませんが、恐らくは「損切貧乏」になり、安定的に稼ぐ事は困難だと思います。
厳密にいうと、デイトレードなど利益目的の短期売買は、投資ではなく「投機」とも呼ばれていますが、それはプロの専売特許です。銀行のディーラーのように、何十億もの資本を元に参入しているプロと、まともに戦うのは並みのことではありません。
余剰資金でもなく、長期保有のゆとりもなく、勿論専門知識も無い。
それは、投資ではなくギャンブルです。
日本人は確証バイアスが強いだけではなく、「都合の良い言葉で本質をごまかす」ことがよくあります。
例えが下品で恐縮ですが、売春という犯罪行為を「援助交際」などと呼んで、都合よく罪の意識を軽くしようとするなど、典型ではないでしょうか。
「自分のやっている事は投資だ。立派な行為だ。ギャンブルなどではない」などと自己正当化してもムダです。言葉遊びで本質をごまかしているだけです。
そう言えば私は「投資とギャンブルの違いは何か」と人に聞いて、キチンと説明できた人に会ったことがありません。
くどいようですが、私自身は、バフェット氏のような考え方を持てない場合、ギャンブルと呼んでいいのではないかと思っています。
ギャンブルと割り切ってやるのなら、それはそれでアリだと思います。
そのイメージで始めれば、負けても仕方ない、と納得できるでしょうが、「投資なんだから、もっと勉強すればそのうち儲かる」などと勘違いして始めると、やがて市場から退場となるでしょう。
最後に付け加えます。確かホリエモン氏だと思いましたが、
「100万円とかそこらで投資が出来るはずがないですよ、だってポートフォリオ組めないじゃん」
と言っておりました。この言葉の本質的な意味が分からない人は、株式投資はまだ早いと思います。
【FX】投資を勉強している、という勘違い
株と比べると、FXはよりギャンブル性の高いものです。
が、FXを始めたい人や、始めたばかりの人は「FXはギャンブルではない」と、顔を赤くして主張します。
しかし残念ながら、レバレッジ取引の多くは、その危険性も含めて、ギャンブルと言った方が本質をついていると言えます。
株や為替に興味がある人は、この2つは本質的に全く違うものであることを理解する必要があります。
株には配当や株主優待があります。ただここでは分かりやすく、売買のケースで考えてみます。
売買利益の生み方としては、「手にした時と手放す時の価格差」が生じた時に得る、という、同じ論理です。
ただ、「株は(理論的に)参加者が全員勝つことが可能」ですが、FXは違います。
FX(外国為替証拠金取引)はゼロサムと言って、
「勝った人の勝金 – 負けた人の負金 = 0」
となるのです。つまり、全員が勝つことは不可能で、確実に勝者と敗者が生まれるのです。
(実際にはスプレッドなどが含まれるので≒0なのですが)
理論上では、株は全員が勝てる可能性がある、というのはお分かり頂けるでしょうか。投資先の企業が成長すれば株価が上がるので、全株式銘柄が上がるのであれば、誰も損はしないからです。
つまり、前項でお話しした通り、株が利益を生むのは企業の価値からなのです。世の中が好景気であれば、全員が利益を得るのも考えられるのです。
それに対し、FXは為替差益を得るのが目的なので、こちらがお金を貰えるのなら、それを支払う誰かが必要なのです。
よくニュースで「ドル円が110円」と出てきますが、これが1ドル100円になれば10円の円高となります。そこに10円の利益が発生する時、必ず10円の損失も出ているのです。
(何故、数字が小さくなるのに円高と呼ぶのか明確に説明できない人は、危険なのでFXには参加しないで下さい。)
もっと言えば、利益を得るためには「上がるか、下がるか」を予測できればいいわけです。
これって、丁半バクチと本質的に同じですよね。。。
では、やはりギャンブルなのでしょうか。
銀行のディーラーさんをギャンブラーを呼ぶのは、ちょっと厳しすぎますね。。。
方法によっては、ギャンブル性を低く出来るケースもありますので、参加者のアプローチによるのかも知れません。基本的にレバレッジ0であれば、資金の失い方もゆるやかなので、少しは安全になります。
私自身は、「FXは通貨の人気投票」だと思っています。(正しくは通貨ペアね)
投資ともギャンブルとも思っておりません。それくらいがちょうどいい気がします。
為替市場自体はとても複雑で奥が深く、知れば知るほどオモシロイものです。経済を学ぶのには最適かも知れません。
ですので、余剰資金で始めるのであって、さらにそれが失われても気にしないし何の問題ない、という人であれば、是非参加してみて欲しいです。
それでも、余剰資金でないのなら、やはりFXは勧められません。
FXで長期的に儲けている人で、勉強していない人はまず居ないと思います。
でも、逆はありません。
「勉強しているからといって、儲けられるわけではない」のです。
考えてみて下さい。
勉強して儲けられるのなら、「儲けている人は全員、東大生」なのではないでしょうか。
実際に、努力すればだれでも東大に合格できる可能性があります。現代では、頭脳よりも技術の方が重要で、お金さえかければそのノウハウは得ることが出来ます。
問題は「努力すれば」という部分です。東大合格というのは、頭脳優秀の証明というより、努力可能な人物である証明という意味において、より信ぴょう性が高い。例え狭き門でも、努力すれば報われる可能性のあるものです。学歴や資格は、努力×時間=結果、という、比較的計算通りにいきやすいジャンルです。
運や偶発性の高いものをギャンブルと言う事が多いように思われますが、つまりギャンブルは努力の対価が保障されない世界なのです。
勉強して儲けられる保証があるなら、理論上、全員勝てることになりますよね。でもFXはゼロサムゲームなので、全員勉強したところで、絶対に勝者と敗者が生まれます。
勝者と敗者の割合は、正確なデータを取るのが不可能なので推測するしかないのですが、よく勝ち組は5%、と言われたりします。
その5%に入れる絶対的条件は無いのです。
それが分かれば、全員が勝ててしまいます。全員が勝てないゲームに参加する以上、
勉強しているから大丈夫、という理論が破綻していること、もうお分かり頂けたでしょうか。
それでも「勉強すれば大丈夫」と思っている人、学生時代、どうでした? 遊びや誘惑を断って勉強しましたか? 結果、東大に入りましたか?
勉強すれば大丈夫、と考える以前に、勉強で誰よりも上に立つ事の難しさを考えた方が良いです。実際、若い頃に出来なかったでしょう? できていれば、高級官僚にでもなって、副業のフの字も出てきていないはずです。
確率や可能性で言っても、FXで裕福になるのは、東大合格よりも難しいのです。
【不動産投資】100%確実に儲かるなら、誰かを勧誘する業態にはならない。他人に教えたりせず自社で投資するのが業態になっているはず。
よく「年収400万円から可能、大家さんになりませんか」的なやつ、ありますよね。
冷静に考えてみて下さい。
税込年収で400万円の所得、もし奥さん子供がいて、都内に暮らしているとしたら、、、、
失礼ですが、あまり贅沢な暮らしはできませんよね。
貯金もそう多くは無いでしょう。
その中から、ローンを組んで不動産に投資する、というのが、どれほどのリスクか、お分かりでしょうか。
プロでさえ難しい不動産管理・運営を、サラリーマンの副業でカンタンに務まるのでしょうか。
勿論、出来る人も居るでしょう。
でもそれで稼げるのであれば、その人はそれを本業にした方が恐らく早いでしょう。
そもそも、年収400万円で買える低額不動産で儲けられるのなら、その勧誘営業の人本人が自分で買った方が儲かりますよね。
リスクがあって不確実だからこそ、他人にお金を出させて、確実な手数料だけを頂戴するわけですね。つまり、リスクを他人に負担させることで利益を得る商売なんです。
もし低額不動産を仲介業者ナシで、一般人が直接買い付けて成功できるのならそれで良いと思いますが、基本的には、
・素人
・低所得者
にやらせる業者がはびこっていること自体、この手の話は信用できないワケです。そこに大きな利益を落としている以上、大きく儲けられるチャンスは少ないはずです。
そもそも不動産に、確実、というものは期待しない方がいいです。
今後、少子化もさらに進み、企業数も増えないでしょう。むしろ企業は淘汰が進み、さらに強い資本に集中するようになるはずです。不動産のニーズは縮小する方向なのです。
「時代が変わっても不動産は無くならないよ」というのはもっともで、その通りだと思います。
でも、無くならなくても価値は変わります。
それがプラスの方向に変わっていく保証はありません。確実に価値が落ちない、、、例えば銀座4丁目や新宿駅の敷地など、恐らく価値の永続が期待できるところは、副業を迫られている庶民に買えるはずがありません。
確実に儲かる分野には、庶民は参入できないのが世の常なのです。
確実に儲けることが出来ないから、庶民なのです。
私の知人に、頑張って貯金し、多くの頭金を入れローンを最小限にし、中古の雑居ビルを買った人がいます。住居部分のあるビルなのですが、その人はそこには住まず、築年数の古いボロボロの借家に住み続けました。
「自分の持ち家が欲しい」などという凡庸な考えを持たかった事がポイントです。
また、不動産で儲けよう、という発想ではありませんでした。「ローンを誰かに払ってもらおう」という発想です。ですので、ローンがあった期間、家賃とローンは相殺され、不動産によるキャッシュフローは0でした。ただローンが終わってしまえば、家賃という不労所得が得られるのです。
これは副業ではなく、財テクです。短期的な利益を得るための不動産ではなく、少ない現金をより大きく資産化するために利用した好例です。
不動産は副業(または副収入)とするのではなく、資産形成の手段として考えるべきものです。キツい言い方ですが、少ないサラリーから無理に捻出して稼ごう、ということ自体、非常に無理のある世界だと考えた方が安全です。
あくまでも資産形成であれば、是非積極的に活用すべきだと思います。
堅実派の意見として「株やFXや不動産は恐い。現金は増えないかも知れないけど減らないから、私は貯金派」という人が結構います。
しかし、これは大きな間違いです。後述しますが、現金は減ります。
その対策としてであれば、株と不動産は王道なのです。
【ブログ】お金を目的に始めるのなら、戦略的な研究が必要
私は過去に投資系のブログをやっていたことがあり、投資系の一般的な複数のキーワードで常に上位5位までに入っていたことがあります。
おかげで相当な読者がおり、とても片手間で運営できる規模ではなくなってしまったため、本業に影響が出そうだったので閉鎖してしまいました。趣味程度にやっていたため、アフィリエイト等は一切貼っておりませんでしたが、今思うと、アフィリエイト運営していたら、それを本業にしてもセレブ生活が出来たと思います。
その経験も含めて思うのは、この手のものは「見返りを求めずに好きで継続したものが、結果的にあとからお金がついてきた」というのが理想だな、ということです。
ヒカキンさんが良い例だと思います。
あまり詳しくはないのですが、彼は収益化される前からYouTubeをしていたとの事です。決して儲けようと思って始めたのではなく、むしろ1円にもならないことを毎日セッセと、何年間も続けていたのです。今の状況は、あくまでその結果で、富豪を目指してやっていたわけではありません。
勿論、YouTubeであれBlogであれ、最初からソレを狙って始めることは悪い事ではありません。
ただ、「5万円なら誰でも簡単に稼げる」というセリフに乗っかるのは、あまりに短絡的で軽薄だと思います。
私もこの記事を書くために、案外時間をかけてそのような記事や動画を見ましたが、誠実と思われる記事のほとんどが「継続するのが条件」というものを挙げておられました。激しく同意です。
副業で考えている人が、継続を死守する、という覚悟であれば、やってみるのもアリだと思います。
しかし収益が上がるのにどれだけの時間がかかるかも分かりませんし、それまでにイヤになって止めてしまう確率が高いです。
そもそも同じことを考えている言わば同業者だらけの中で、どうやって生きていくか、、、。
そう考えると、あまり確実性は無い気がします。
え、私???
私はリタイア組であって、ブログは暇つぶしであって、ブログで稼ぐなんて1mmも考えてませんので(笑)。
万が一、時給10円でも頂ければ、10時間記事を書けばドリンク1本くらい貰えますよね、くらいです。そもそも誰かとつながりたいのが趣旨で、目的が違います。
でも、勿論私もお金はキライじゃないので、アフィリ貼らせて頂こうかなとは思いますが(笑)。この記事を執筆時点では、貼っていません。
結論です。
かなり非効率・かなり不確実・かなり長期戦・かなり要努力、、、。
この条件を受け入れる覚悟があれば、私は賛成です。
そもそも、文を書くことは悪くないですし、好きな事であれば継続もできるでしょう。
ただそれが「お金目的」で、しかも「副業」となると、あまりに効率が悪い気がします。
「月に1万円でもいいから、確実に欲しい」という人であれば、残念ながら休日や睡眠時間を削ってでもコンビニ等のリアルバイトをした方が早そうです。
【プログラミング】単純作業が苦痛でなく、学習意欲さえあれば
私は、プログラミングの勉強は大賛成です。
何故なら、ビジネスでいうミーシー(過不足なく)というものが身に付きますし、何しろ文系と理系の両方のスキルが求められるので、プログラミングという行為だけでなく、ビジネススキルに直結する思考や癖を身に付けることが出来ます。
今後の義務教育には、プログラミングと簿記は必須にして欲しいくらいです。
ただ、副業となるとどうでしょうか。
本業であれば、自分の努力次第でクリエイティブでやりがいのある仕事になる可能性があります。
ただ副業レベルのプログラミングであれば、カンタンで、誰にでもスグ出来るようになるので、その程度のレベルの需要は本業としてはまずありません。
だから副業に良い、という言い方もできますが、誰でも出来ることの単価は低いです。
ニーズは沢山あります。だけど、出来る人もやりたい人も沢山います。単価が上がるハズがありません。そこには付加価値は発生しないのです。
あるのは、時間と引き換えの作業だけです。
せっかく苦労して勉強してもこの程度の収入か、、、というのはちょっと残念ですよね。
でもそれが現実です。
頑張って勉強しても、結局はベルトコンベアに流れてくる缶詰を箱に詰める作業のように、ひたすら同じ事を繰り返す作業です。本業以外で浮いた時間、その作業に潰してしまうのがはたして良いのかどうか、です。
それに、どうせ勉強するなら徹底的にやった方が効率が良いですよね。
で、自分に向いていると思うのであれば、本業にしてしまったらどうでしょう。
ここまで読んで頂いて、もう私の意図がお分かり頂けた事と思います。
結局、努力するなら本業がいいのです。
片手間に、ラクにお金が欲しい、という気持ちは分かりますが、実はそんな都合の良い話はほとんどないですし、ラクして得られるものには価値が無いのです。そして、効率が悪い。
また、カンタンに得られるものは、カンタンに失います。スキルとしての蓄積にならないのです。カンタンに得られないからこそ、苦労して得たものは自分の地位を確約してくれるのです。
本当に価値あるものを手に入れたければ、それを本業とし、ブレずに努力を続けるしかないのです。
それでも「ラクに稼げる」という聖杯があると信じるなら、探し続けるのもいいでしょう。でも蓋を開けてみれば、儲かるのは副業を勧める業者だけで、自分はわずかなお金と貴重な時間を引き換えに、どんどん年を取っていきます。
人生にとって最重要とも言える真理を思い出して下さい。時間は有限なのです。
【動画編集】これだけは私、経験ないので推測的なお話しです
いままで紹介した、株・FX・不動産・プログラミング、などについて、副業ではありませんが私は経験者で実績もあり、経験上の話が出来ましたが、動画編集などはやったことがないので、あまり無責任な事は言えません。
ただ、YouTubeを見て思うのですが、一番大変なのは「動画編集」です。推測ですが、動画撮影作業より大変なのではないでしょうか。
中には、まったく編集をしていなくても大人気の人がいます。見てみると、その人のキャラクターが人気なので、編集ナシでもファンは満足できるんでしょう。編集ナシでお金が儲かるので、一番理想的な形態です。極めてレアケースです。
一般的には、人気の動画を作るためには編集は外注することになると思います。出演者は編集に時間をかけるより、動画撮影に時間をかけ、なるべく量産する必要があるからです。
ヒカキンさんやヒカルさん達でさえ、編集には相当な力を入れています。
ですので、編集という仕事は今、大変ニーズのある職種なんだと思います。
ただ、外注に出されるほど大変な作業、という事を思うと、それなりの努力も必要でしょうし、時間もかかります(多分)。単価がどれくらいかわかりませんが、それこそ単価が高くて儲かるなら、本業としてもっとクローズアップされているハズではないでしょうか。
なのに副業分野でしか注目されていない、ということは、やはりプログラミングと同じく、作業員としてしかニーズのないものなのかも知れません。
もっとも、プログラミングと違って、この手の職種は一生モノのスキルにはなりません。一過性のものである可能性が高いと思います。
そもそもYouTuberという職業もそうですが、このシステム自体がGoogleの経営方針のみに依存しているので、社の方針でいつ収益性が失われるか分からないからです。
かつてネット創世記に、ホームページ作成業者というのが乱立していました。信じられないことに、トップページ1枚作るのに、10万円とかを請求したりしていたのです。バナー製作に2万円とか。今ではフリーソフトで、誰でもカンタンに、数分で、タダで出来てしまいます。
動画編集のような、テクノロジー作業系のものは、一瞬にして価値を失う可能性があります。ですので、長期にわたる自己投資にはならない可能性が高いです。
【iDeco と NISA】副業ではありません。財テクとして勉強して下さい。
よくこれを副業とか副収入に考える人がいるようですが、見当違いです。
この2つは、資産形成に役立てるもので、言わば財テク(死語かよ)のツールです。
先ほど、チラ、と話しましたが、「現金は減る」という話です。
正確に言うと、「現金は価値が減る」のです。
ちょっと長くなってしまったので、これも別記事にすることとします。
簡単に触れておくと、
「ヒィ爺さんが昔3円で土地を買ってさ。当時の3円は、今でいうと1億円の価値なんだけどね」
こいう話です。3円で土地が買える時代から、3円のまま子孫にそれを残しても、子孫が使う頃にはうまい棒1本すら買えません。インフレというものが存在する限り、それは我々が生きている数十年の間にも影響があるのです。1億円貯金しても、ざっとの計算でも40年以内に5千万円分の価値に下がってしまうでしょう。
つまり長期的には、インフレ率を考えて、現金を何かの資産に置き換えていかなければいけないのです。その手段として、iDeCoは最適なのです。優先順位は、絶対に、NISAよりiDeCoが上です。
副業としてではなく、財テクとしてのツールとしては、iDeCoとNISAは絶対に検討すべきものです。
そのための資金を無理に捻出するのはどうかと思いますが、貯金するゆとりがあるのなら、その一部を回した方が賢い、ということを、次回にて力説します。
【Money】iDeCo と NISA 、やはり優先すべきは。。。
【結論】投資系は副業に向かない、ブログ系は効率が悪い
見てきたとおり、人気の副業には大きく「投資系」と「作業系」があります。そして、シンドイので不人気ではありますが、王道として「もう一つの職場でリアルに働く」という選択肢もあります。
結局のところ、「月に1万円でもいいから副収入が欲しい」というのであれば、コンビニか何かでバイトするのが一番堅実、ということだと思います。
本当に1万円が必要なら、時間(命)とお金を引き換えにして下さい。ラクに儲けようと思わないことです。その重さ相応の対価を支払って下さい。
最後にもう一度、確認です。
なぜ投資系を副業にしてはいけないのか、です。
投資でいう1万円の利益の可能性は、1万円の損失の可能性と同義です。
月に1万円の副収入で良い、と思うのであれば、それは確実な手段でなければなりません。
現実の世界の1万円は、「1千円のものを買ったら、9千円おつりが戻る」ものです。
ところが、投資やギャンブルの世界は違います。
投資の世界の1万円は、「2万円になって返ってくる」こともあれば、「0円になる」こともあるのです。1万円の価値が、リアル世界とはちょっと違うのです。
大変失礼な言い方ですが、ゆとりの無い人が、小さい金額の元手を、こういった不確実性に充ててはいけないのです。
「 2万円になって返ってくる」部分にばかりフォーカスしてはダメです。それは典型的な確証バイアスです。危険です。
あなたが必要なのは、「 1千円のものを買ったら、9千円おつりが戻る 」1万円です。
「0円になる」かもしれない1万円を求めてはいけません。
次に、作業系の副業のおさらいです。
作業系の副業にも優秀なものはありますが、それをむしろ本業にすることを目指すべきものもあります。プログラミングなどがその一例です。
但し、副業レベルと本業レベルでは段違いなので、学ぶ覚悟と努力が求められます。
ブログなどは不確実性が高いですし、費用対効果も不透明です。「実際、稼いでいるボクが言うのだからカンタンです」みたいな言葉を真に受けるのは浅はかです。彼らはそのノウハウをも売って稼いでいるのであって、そもそもそれ自体、彼らにとっての副業です。副業を求めている人が、誰かの副業にお金を落とすだなんて、洒落にもなりません。
こういう言葉についてくる人がいるから儲かるわけで、勧めてくるのは当たり前です。
相当大変だよ、これだけ覚悟がいるよ、それでも良ければ、、、みたいな人の記事なら、少しは信用できそうですが。
誰でも、家で、片手間に、カンタンに、不労所得を、みたいなキーワードに惹かれる人は、そもそも競争社会で言う負け組に足を突っ込んでいる可能性が高いです。
口調がちょっとキツくなってしまいましたが、これも愛する後輩のため(謎)。
副業を勧誘する人たちに誠実さを感じないので、つい批判的になってしまいました。
とにかく、確証バイアスが働いている時こそ、否定的な意見は検証して欲しいです。
私は経済のプロではないので、正しいことを言っているかどうかは保証しません。
ただ、私の経験上こうではないか、という事は誠実に、損得なくお話ししました。
ここでは詳しく書けませんでしたが、多くの人がなぜ株や為替で結果を出せないのか、などについては、1冊くらいの本が書けるほど、ロジックを説明する自信があります。
ならそれを教えてよ、という人がいるかも知れません。
実際、私に儲け方を聞いてくる知人が結構います。ただ、そういった人たちにはこう言っています。
「イチローに理屈を教われば、イチローと同じプレーが出来ると思うか?」
私がイチローさんと同列、というわけではありませんよ、例えばの話です。
あと、この言葉もよく使います。
「幸運やお金は、準備のできている人にしか降ってこない」
残念ながら、準備をすれば必ず幸運が訪れる、というわけではありません。もしかしたら、一生訪れないかも知れません。
ただ、幸運が訪れた人に言えるのは、必ず準備をしていた、という事です。準備をしない人には、絶対に訪れません。準備とは、努力のことかも知れませんし、覚悟のことかも知れません。人によって違うかも知れませんが、幸運との接点が必要だ、ということです。
何もしないで幸運やお金を求めてもムダだよ、ということです。
さあ、皆さんはそれでも副業をしたいですか。
それとも、本業を頑張りますか。
それでは、また別の記事でお会いしましょう!

関連記事:【Money】iDeCo と NISA 、やはり優先すべきは。。。
【おまけ】本日の画像
山梨・昇仙峡での1コマ。山梨は本当に良いところが多く、憧れの県です。
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